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第16話 贈り物を選びに

مؤلف: 櫻井綾
last update تاريخ النشر: 2026-09-15 18:00:20

 ――その日は結局、講義はせずに、子供たちと戯れて1日が終わった。

 あの盲目の少女は、ナナリーというらしい。『聖女物語』を読み終えた後も、聖女について話が盛り上がり、帰宅する頃にはすっかり、仲良くなっていた。

 また来るね、と約束して別れた、その夜。就寝前に用意されたハーブティーを飲みながら、私はぼんやりと窓の外の星を眺めていた。

「……心ここにあらず、だな」

「ロロ……」

 すっと音も立てずに向かいに腰掛け、長い足を優雅に組む神獣殿は、青い宝石のような瞳でじっと私を見つめてきた。

「あの子供たちのことを考えていたのか?」

「……うん」

 そっとソーサーに戻したティーカップ。その澄んだ水面に、自分の顔が映っていた。

「私、知らなかったんだなって。神殿が預かっている孤児たちのこと……。そういう子供たちがいるって、そんな薄い認識しかなかった」

 ぽつりぽつりと零す私の言葉を、ロロは唯静かに聞いてくれていた。

「勿論、我

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